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ピエトロ・ロンギ Pietro Longhi (1702-1785) 『音楽のレッスン(鳥かご)』 The Music Lesson (The Bird Cage) 1740-45年頃制作 サン・フランシスコ美術館 Fine Arts Museums of San Francisco |
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ヴァイオリンとテオルボでも取り上げた、ピエトロ・ロンギの作品です。制作年代がはっきりしていませんが、彼の作品としては比較的初期のものとして位置づけられているようです。 薄暗い部屋の中に4人の人物が描かれていますが、一番目立つのは白い服を着た女性です。『音楽のレッスン』という題名がついていますが、レッスンの主体がよくわかりません。女性が音楽の練習をしているというよりは、彼女がチェンバロとヴァイオリンの二重奏を聴いているように思えます。 また、一見、普通の風俗画に見えますが、彼女の足下の犬、暗闇に紛れて目立たない一番右側に描かれた男性、天上から吊された鳥かご、左手前に置かれているチェロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ?)など、意味が有るのか無いのかよくわからない、意味深な小道具が散りばめられた絵でもあります。 ロンギは、音楽やダンスのレッスンといった、貴族の家庭のおける子女教育の場面をいくつか描いていますから、この絵もそれらのひとつかもしれません。ただし、チェンバロを弾く男性の表情から察するに、彼と彼女は恋人同士である可能性もありそうです。 ロンギの絵は、場面設定が明確にされていない場合が多いので、色々なドラマを考えられるところが面白いと思います。ちなみに私はこの絵をはじめて見たとき、ヴァイオリンを弾く音楽教師にチェンバロを習っている貴族の男性が、求愛がてら彼女に腕前を披露しているところ、というストーリーを思い浮かべました。 (2007/11/15)
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