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ゴーウェン・ハミルトンは、18世紀のイギリスの肖像画家です。はっきりとした記録は見つかっていないようですが、スコットランド地方のハミルトンで、1697年頃に生まれたと考えられています。1730年頃にロンドンに移り、家族肖像画 conversation pieces を中心とした集団肖像画と、小型の個人肖像画の専門家として活動しました。 ハミルトンは、18世紀のイギリスで流行した家族肖像画家の中でも、初期を代表する画家だと言われます。どちらかと言えば、動きの少ない、硬質で記念写真的な作風ですが、それゆえの上品さを感じさせるところが、当時の上流階級の人々の好みに合っていたのではないかと思われます。 この絵に描かれているシャープ一家の人物のうち、左から2番目の赤い服を着た男性は、1753〜68年までアメリカのメリーランド州知事だった、ホレイショー・シャープ Horatio Sharpe (1718-90) だと言うことです。名前が特定されているのは彼も含めて4名ほどで、右端のチェンバロを弾く女性とフルートを持った男性が誰かは不明だとの事でした。 ただし、家族肖像画の中に描かれる楽器を演奏する人物は、家族の調和の象徴として描かれることもあり、必ずしも家族の一員であると断定することもできないようです。 なお、この絵は1950年頃まではウィリアム・ホガース William Hogarth (1697-1764) の作品だとされていました。そのため、ホレイショー・シャープが知事になった、1753年(ハミルトンが亡くなった16年後!)に描かれたとされていたようです。 (2006/11/09)
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