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ミシェル=アンジュ・ウアス Michel-Ange Houasse (1680-1730) 『夕べの音楽』 Musical Evening 制作年不明 スペイン,セゴビア,ラ・グランハ宮殿 Palacio de La Granja, Segovia, Spain |
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パリで生まれたミシェル=アンジュ・ウアスは、ルイ14世の孫だったフェリペ5世(1683-1746,スペイン・ボルボーン(ブルボン)朝最初の国王。フランス国王ルイ14世とスペイン・アブスブルゴ(ハプスブルク)家マリー・テレーズの孫)の宮廷画家でした。 ウアスの父のルネ=アントン・ウアスも画家で、装飾画や宗教画で知られたアカデミー会員でした。ウワスはその父親に絵画の基礎を学び、自身がアカデミー会員になったのは1707年のことです。 ウアスがスペインに渡ったのは、スペイン王位の継承者を巡ってヨーロッパ諸国争った、スペイン継承戦争(1701-14)の決着がついた1715年で、最初は肖像画家としてフェリペ5世の仕えましたが、ほどなく神話画や風景画を主として描くようになったようです。 『夕べの音楽』は、写実的な風俗画というところでしょうか。スペイン宮廷でのサロン的な音楽の集いを描いたものではないかと思われます。チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、フルート、ヴァイオリンの合奏に合わせて歌っている人も見えます。深読みすると、右手の杖をついている男性は、フェリペ5世かもしれません。 絵の題材や人物の配置などは、マーセラス・ラルーンの絵に通じるところもありますが、それよりももっと豪華で官能的な雰囲気がウアスの絵には感じられる気がします。 (2007/11/23)
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